2014年4月 - 2017年3月
嗅覚による味覚変化の時間特性の解明:実験心理学・脳機能計測・動物行動学の統合研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
- 課題番号
- 26245073
- 体系的課題番号
- JP26245073
- 配分額
-
- (総額)
- 41,340,000円
- (直接経費)
- 31,800,000円
- (間接経費)
- 9,540,000円
- 資金種別
- 競争的資金
前・後鼻腔経路に呼吸と連動して嗅覚刺激を呈示する装置を開発し、成人を対象とした実験を行った結果、嗅覚による味覚増強効果は摂食中の呼吸との時間特性が影響することを解明した。
非日常的な化学感覚同士の同時性判断は、物理感覚同士のそれと同等だが日常で経験する味嗅覚刺激のペアでは時間分解能が低かった。さらにERPによる脳活動測定の結果、味嗅覚同時刺激に対するピーク波形を見出した。
また幼児対象の実験を行い新奇の匂いよりも乳児期から摂食経験がある匂いの方が甘味溶液の摂取を促進した。マウスを用いた実験では味質と嗅覚刺激の組み合わせの経験によって嗅覚による味覚増強が起こる組み合わせが変化することを示した。
非日常的な化学感覚同士の同時性判断は、物理感覚同士のそれと同等だが日常で経験する味嗅覚刺激のペアでは時間分解能が低かった。さらにERPによる脳活動測定の結果、味嗅覚同時刺激に対するピーク波形を見出した。
また幼児対象の実験を行い新奇の匂いよりも乳児期から摂食経験がある匂いの方が甘味溶液の摂取を促進した。マウスを用いた実験では味質と嗅覚刺激の組み合わせの経験によって嗅覚による味覚増強が起こる組み合わせが変化することを示した。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 26245073
- 体系的課題番号 : JP26245073