共同研究・競争的資金等の研究課題

2000年 - 2001年

金融コンクロマリットの形成が金融機関の国際競争力と信用秩序に与える影響の研究

文部科学省  科学研究費補助金(奨励研究(A))  

担当区分
研究代表者
資金種別
競争的資金

金融コングロマリットの光と陰の両面を明らかにすることが本研究の研究目的であった。本研究は次のように進めた。第一に、金融機関監督・規制についての学術的な議論の整理を行った。第二に、規制当局が実際にどのようなスタンスで金融コングロマリットの規制・監督にあたっているのかを知っておく必要があるために、金融庁や日本銀行などの日本の規制当局だけでなく、FRBなどの米国の規制当局、EU委員会などのヨーロッパの規制当局、さらにはBISなどの国際機関などでの議論を参照した。第三に、日本における(広義の)金融コングロマリットの形成が、学問的な視点や政策当局の視点から見てどのような問題を提起しているかを分析した。第四に、以上の分析をふまえて、金融コングロマリットの形成に対して規制当局が取るべき規制・監督内容についての政策的に採用可能な提言をとりまとめた。
研究の成果としては、まず、金融コングロマリットの形成の背景を解明した点

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URL
https://kaken.nii.ac.jp/p/12730058