共同研究・競争的資金等の研究課題

1996年 - 1996年

高度経済成長の実現と公的金融制度の果たした役割

文部科学省  科学研究費補助金(奨励研究(A))  

担当区分
研究代表者
資金種別
競争的資金

本研究では、高度経済成長期において政府系金融機関が果してきた役割について実証的に分析することにより、今日の民業と官業の住み分け論争や経済発展途上における政策金融のあり方についての示唆を与えることをめざした。具体的には、第1に、高度成長期の公的金融が果たしてきた役割についてこれまで行われてきた研究の整理を行った。英語論文については、Econlitというデ-タソ-スを使って、日本の金融に関する過去のすべての文献を検索し、検索された膨大な論文の中からわが国の公的金融に関する重要文献リストを作成した。日本語論文については、学術情報センタ-のサ-ビスを使って、同様にわが国の公的金融に関する重要文献リストを作成した。第2に、これらの文献リストを利用して、網羅的に先行研究をサ-ベイし、問題の所在並びに実証研究の欠落部分を明らかにした。特にこれまでの研究は、高度成長期における政府系金融機関の活動の実態についてその資金調達面

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/p/08730050