論文

2014年2月7日

作品批評の在り方検証を

中国新聞

開始ページ
29
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(その他学術会議資料等)

「佐村河内守作曲」とされてきた、「交響曲第1番HIROSHIMA」をはじめとする楽曲が別人の作曲によるものであったことが判明したことを受けて、その音楽自体を批評にもとづいて紹介するのではなく、耳が聞こえないなかで作曲する「現代のベートーヴェン」の神話だけを独り歩きさせてきた音楽業界とマス・メディアのあり方を批判し、そのイメージ戦略に乗って美談の消費に流れ、広島では市民賞を授与するにまで至った音楽文化のあり方に警鐘を鳴らす。

エクスポート
BibTeX RIS