2011年4月 - 2014年3月
タウ蛋白検出PETプローブの臨床応用
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 23390297
- 体系的課題番号
- JP23390297
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 19,370,000円
- (直接経費)
- 14,900,000円
- (間接経費)
- 4,470,000円
- 資金種別
- 競争的資金
生体脳におけるタウ蛋白を計測する目的で、タウPETプローブ[18F]THK-5105、[18F]THK-5117を開発した。インビトロ結合アッセイやオートラジオグラフィーの結果、これらのプローブはアルツハイマー病のタウ病理像に高い親和性で結合した。そこでこれらのプローブの有用性を確認する目的で、臨床評価を実施した。その結果、アルツハイマー病におけるタウ病理像の好発部位である側頭葉皮質を中心にプローブの高集積を認めた。さらにこれらのプローブの集積は臨床的重症度や脳萎縮と相関した。これらの所見から、[18F]THK-5105、[18F]THK-5117はタウ病理の非侵襲的計測に有用と考えられた。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 23390297
- 体系的課題番号 : JP23390297