共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2023年3月

話し言葉における使用実態調査に基づく日本語の否定表現の使用傾向の研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

課題番号
18K00630
体系的課題番号
JP18K00630
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
1,560,000円
(直接経費)
1,200,000円
(間接経費)
360,000円
資金種別
競争的資金

本研究の目的は,日本語の話し言葉において,どのようなことが,どのような文脈で否定を使って表現される傾向があるのかを明らかにすることである。主な資料として話し言葉のコーパスを用い,基本的な否定だけでなく,モダリティ形式として固定化しているものも対象として研究を進めている。3つのコーパスを対象とした調査により,話し言葉における否定を含む表現の使用傾向は把握できている。
2021年度も複数の学会において関連する最新の研究の把握に努めつつ,名大会話コーパス,現日研・職場談話コーパスのデータ整理の確認,精緻化を進めた。さらに,日本語日常会話コーパス(モニター版)も調査対象に加えた。2021年度は特に否定疑問文として固定化した形式である「ではないか」「のではないか」に注目して考察を進め,その結果は,3月5日に神戸学院大学人文学会研究会において,「「ではないか」「のではないか」の談話機能―3種のコーパスに基づいて―」というタイトルで発表した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18K00630
ID情報
  • 課題番号 : 18K00630
  • 体系的課題番号 : JP18K00630

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