Profile Information

Affiliation
School of Health ScienceDepartment of Nursing, Kibi International University
代表理事, 日本母乳の会, 一般社団法人
Degree
医学士(名古屋市立大学)

J-GLOBAL ID
201201011746564606
researchmap Member ID
B000219910

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昭和45年3月名古屋市立大学医学部を卒業、2年間国立岡山病院で臨床研修、
昭和47年5月国立岡山療養所小児科医師としてスタートした。昭和50年6月から国立病院小児科医師として、新生児医学、新生児医療に関して現場で研鑚を積む。特に、当時、母乳育児への重要性と必要性が指摘され、母乳栄養と新生児黄疸の関連性を研究すべく、米国のアルバートアインシュタイン医科大学において肝臓のグルクロン酸抱合能の測定法を習得した。日本人新生児における新生児黄疸の程度は、白人新生児の約2倍の強さで、持続期間も長く、アジア民族やエスキモー、アメリカンインディアンと良く一致することを報告した。人種の遺伝子ルーツに関心を持つ。新生児黄疸の非侵襲的評価法、経皮的ビリルビン測定器の開発にも関わり、その画期的な成果は1980年米国小児科雑誌に巻頭論文として掲載され高く評価された。この測定法を用いて新生児黄疸、母乳性黄疸に関する研究に取り組んだ。特に、母乳育児の推進において新生児高ビリルビン血症の管理は、臨床的に大きな問題であったが、生後24時間以内に頻回授乳を行うことで、予防できることを報告した。2000年には新しい経皮ビリルビン濃度測定器をミノルタカメラと共同開発した。従来の黄疸計よりコンパクトで、簡単に、しかも測定値を総ビリルビン濃度として直接に表示するものである。原理的には2光路を使用することで、従来の問題点(人種差、皮膚の成熟度の影響)を解決することができた。
近赤外分光法の臨床医学への応用についても研究してきた。これまで別分野において使用されていた近赤外分光分析法を臨床医学、特に新生児の便の分析に応用して便中の脂肪量測定や便中ビリルビン成分を評価することができる事を報告した。その臨床的応用として新生児、乳児の便を用いて胆道閉鎖症や脂肪吸収障害を簡単に短時間で診断でき臨床的に極めて有用であることを報告した。特に、新生児、母乳育児、新生児黄疸、非侵襲的モニタリング、近赤外分光法をキーワードに臨床に役立つ研究を進めてきた。

Papers

  9

Presentations

  2