2018年7月
符号化欠損領域情報の自動検出を想定した腹腔鏡画像の色情報解析と医用画像診断に関する考察(CAD, JAMIT2018)
日本医用画像工学会大会予稿集 (CD-ROM)
- ,
- 巻
- 37th
- 号
- OP6-5
- 開始ページ
- 249
- 終了ページ
- 254
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
- 出版者・発行元
- 日本医用画像工学会
筆者らは,今までに腹腔鏡画像の医用画像診断に関して,PSNRを用いて符号化画質の観点から応用可能かと検討した.しかしながら,PSNRでは,カラー医用画像の色情報に関する影響が十分に測れていないことがあり,PSNRのみで符号化画質を判断するのは難しいという結論に至った.それゆえに,従来のPSNRによる評価に加えて,色情報を用いて複数の画像特徴を考慮していくことが必要である.医用画像における符号化欠損や劣化は,各々特性や性質,使用状況が異なるため,最終的に,コンピュータによる自動診断システムを構築する必要がある.本論文では,内視鏡で撮影された腹腔鏡画像において,符号化欠損領域情報を付加し,視覚の空間周波数特性を考慮しているS-CIELAB色空間を用いて,色情報の解析を行い,医用画像診断に応用可能であるか,そして,符号化欠損領域情報の自動検出を想定した考察を行った.
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0288-450X
- J-Global ID : 201902217388604568