2021年2月
輝度情報に基づく質感研究データベースのテクスチャ解析とその評価(画像処理および一般)
映像情報メディア学会技術報告. ME, メディア工学
- 巻
- 45
- 号
- 4
- 開始ページ
- 53
- 終了ページ
- 58
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
- 出版者・発行元
- 映像情報メディア学会
物体やグラフィックスの質感の構成要素の一つとして,輝度がある.輝度の強弱により,ヒトが観察した時の物体表面の透明感や材質感が変わってくるとされる.このような質感の評価は,2010年代以降の4K, 8K画質のディスプレイやコンテンツの登場,ディジタル放送の高精細化により,重要になってきた.従来から,「質感」の定義には,多種多様な意味や解釈が存在しており,定量的に評価できないかということで,今までに様々な手法が行われてきた.先行研究として,我々は質感研究データベースを用いることで,質感種別の分類方法についてテクスチャ解析を行い分析した.結果として,質感種別ではコントラストと相関性に特徴が見られた.しかし,輝度情報への対応が十分とはいえなかった.本研究では,Webから無償で利用可能な質感研究データベースにおいて,テクスチャ解析結果と輝度情報を比較し,統計的に解析することにより,質感種別における特徴について考察を行った.
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1342-6893
- J-Global ID : 202102288677663840