共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2019年3月

新生児・乳児に特化した舌下粘膜ワクチンアジュバントの開発と分子基盤の解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
16K10039
体系的課題番号
JP16K10039
配分額
(総額)
4,810,000円
(直接経費)
3,700,000円
(間接経費)
1,110,000円

臍帯血と健常成人末梢血を用いて、TLR作動薬刺激に対する新生児と成人の抗原提示細胞の機能の差異を検証した。その結果、新生児の抗原提示細胞は成人と表現型が異なり、基礎的な抗原提示機能(MHC class IIやCD80)が低いものの、TLR作動薬(LPSやzymosan)は成人よりも新生児の抗原提示細胞の賦活化に効果的であり、新生児・乳児に特化した舌化ワクチンのアジュバントとして適していると考えられた(論文投稿中)。また、それらTLR作動薬の中でも、これまでの我々の研究成果も踏まえて考えれば、zymosanが最も安全性かつ効果の面でアジュバントとして期待できるのではないかと考えている。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16K10039/16K10039seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K10039
ID情報
  • 課題番号 : 16K10039
  • 体系的課題番号 : JP16K10039