久世 濃子

J-GLOBALへ         更新日: 18/11/13 09:20
 
アバター
研究者氏名
久世 濃子
 
クゼ ノウコ
eメール
noukobiglobe.jp
URL
http://www5f.biglobe.ne.jp/~nouko/
所属
国立科学博物館
部署
人類研究部
職名
日本学術振興会特別研究員
学位
博士(理学)(東京工業大学)

プロフィール

ボルネオ島の熱帯雨林で2000年からオランウータンの研究を行っています。現在の主な研究テーマは、大型類人猿の雌の繁殖生態で、出産間隔を調整するメカニズムを解明する為に、飼育下および野生下で、生理学、行動学、生態学、形態学など様々な手法を駆使して研究を行っています。
共同研究者らと、任意団体「日本オランウータン・リサーチセンター」を立ち上げ、オランウータンの調査研究の支援や、普及教育活動等にも取り組んでいます。

研究分野

 
 

経歴

 
2013年4月
 - 
現在
国立科学博物館 人類研究部 日本学術振興会特別研究員(RPD)
 
2017年12月
 - 
2018年3月
スイス連邦チューリッヒ大学 人類学研究部門 客員研究員
 
2009年4月
 - 
2013年3月
京都大学 野生動物研究センター 日本学術振興会特別研究員(PD)
 
2008年10月
 - 
2009年3月
京都大学 理学研究科 グローバルCOE研究員
 
2008年4月
 - 
2008年9月
京都大学 理学研究科 教務補佐員
 

学歴

 
1999年4月
 - 
2005年9月
東京工業大学 生命理工学研究科 
 
1995年4月
 - 
1999年3月
東京農工大学 農学部 地域生態システム学科
 

委員歴

 
2016年6月
 - 
現在
日本オランウータン・リサーチセンター  理事・事務局長
 
2016年5月
 - 
現在
日本霊長類学会  理事
 
2014年7月
 - 
2016年10月
日本哺乳類学会  第67回日本哺乳類学会大会実行委員
 
2013年4月
 - 
2013年12月
日本人類学会  第67回日本人類学会大会実行委員
 
2008年4月
 - 
2011年7月
NPO法人ボルネオ保全トラスト  理事
 

論文

 
Maria A. van Noordwijk, S. Suci Utami Atmoko, Cheryl D. Knott, Noko Kuze, Helen C. Morrogh-Bernard, Felicity Oram, Caroline Schuppli, Carel P. van Schaik, Erik P. Willems
Journal of Human Evolution   125 38   2018年12月   [査読有り]
Kanamori T, Kuze N, Bernard H, Malim TP, Kohshima S
Primates; journal of primatology   53(3) 221-226   2012年7月   [査読有り]
Mendonca Renata S., Kanamori Tomoko, Kuze Noko, Hayashi Misato, Bernard Henry, Matsuzawa Tetsuro
PRIMATES   58(2) 377   2017年4月   [査読有り]
Kuze N, Dellatore D, Banes GL, Pratje P, Tajima T, Russon AE
Primates; journal of primatology   53(2) 181-192   2012年4月   [査読有り]
オランウータンの繁殖パラメーターに影響する要因を特定し、リハビリテーション事業の改善に資する為に、7ヶ所のリハビリテーションセンターの雌オランウータンの繁殖パラメーターについて調べ、飼育個体および野生個体と比較した。リハビリタントの初産年齢は10.6-14.7歳で野生および飼育個体より有意に若く、出産間隔は65.1-90.1ヶ月でスマトラの野生個体より有意に短かった。また乳児死亡率は18-61%で、スマトラの野生個体より有意に高かった。若い初産年齢と短い出産間隔は、給餌によって栄養状態が良...
Kinoshita Kodzue, Sano Yusuke, Takai Akira, Shimizu Mika, Kobayashi Toshio, Ouchi Akihiro, Kuze Noko, Inoue-Murayama Miho, Idani Gen'ichi, Okamoto Munehiro, Ozaki Yasuhiko
JOURNAL OF MEDICAL PRIMATOLOGY   46(1) 3-8   2017年2月   [査読有り]
Arora N, Nater A, van Schaik CP, Willems EP, van Noordwijk MA, Goossens B, Morf N, Bastian M, Knott C, Morrogh-Bernard H, Kuze N, Kanamori T, Pamungkas J, Perwitasari-Farajallah D, Verschoor E, Warren K, Krützen M
Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America   107(50) 21376-21381   2010年12月   [査読有り]
Mendonca Renata S., Kanamori Tomoko, Kuze Noko, Hayashi Misato, Bernard Henry, Matsuzawa Tetsuro
PRIMATES   58(1) 211-224   2017年1月   [査読有り]
久世濃子,金森朝子,テトロ・ペーター・マリム,ヘンリー・ベルナルド,座馬耕一郎,郡山尚紀,森元梓,長谷川英男
The Journal of parasitology   96(5) 954-960   2010年10月   [査読有り]
ボルネオ・オランウータンの寄生虫感染に関する基礎的な情報を得る為に、マレーシア領サバ州のダナムバレーに生息するPongo pygmaeus morioの糞分析を行った。25個体から得た73の糞サンプルから、Entamoeba coli、Entamoeba spp.と Chilomastix mesniliの嚢胞、Balantidium coliの嚢胞と栄養体、Trichurisの一種・円虫・Strongyloides fuelleborni・蟯虫の卵、およびStrongyloides sp...
Mendonca Renata S., Takeshita Rafaela S. C., Kanamori Tomoko, Kuze Noko, Hayashi Misato, Kinoshita Kodzue, Bernard Henry, Matsuzawa Tetsuro
GLOBAL ECOLOGY AND CONSERVATION   8 116-122   2016年10月   [査読有り]

Misc

 
久世 濃子
UP   (533) 18-23   2018年11月   [依頼有り]
久世 濃子, 金森 朝子, 山崎 彩夏, 田島 知之, MENDONÇA Renata, MALIM Peter T., BERNARD Henry, 木下 こづえ
霊長類研究 Supplement   33(0) 46-46   2017年
<p>オランウータンは2種3亜種に分類されているが,ボルネオ島北部から東部に生息する亜種Pongo pygmaeus morioは,他種に比べて雌の脳容量が小さい,という報告がある。P. p. morioの生息地は,果実生産量の変動が激しく,果実生産量が少ない期間が長いために,妊娠・授乳によって栄養的な負荷が特に高い雌で,消費エネルギーが大きい脳を小さくする方向に進化した,という仮説が呈示されている(Taylor & van Schaik 2007)。そこで本研...
蔦谷 匠, 清水 美香, 佐橋 智弘, 久世 濃子
霊長類研究 Supplement   33(0) 46-47   2017年
<p>授乳・哺乳行動は,アカンボウの健康な成長に重要であるだけでなく,出産間隔などの繁殖パラメータにも関係する。そのため,飼育下においても,アカンボウの母乳摂取割合を正確に見積もることは重要である。しかし,栄養的母乳摂取をともなわない吸乳行動が見られる,夜間授乳を評価できないなどの問題点から,大型類人猿アカンボウの母乳摂取割合を行動観察から正確に推定するのは困難である。その一方で,安定同位体分析を用いることにより,アカンボウの母乳摂取割合を正確に推定できる可能性がある。食物に含まれる質量数...

書籍等出版物

 
久世 濃子
東京大学出版会   2018年7月   ISBN:413063349X
FENICS (Fieldworker's Experimental Network for Interdisciplinary CommunicationS)フィールドワーカーシリーズ 第12巻女も男もフィールドへ
久世 濃子 (担当:分担執筆, 範囲:子どもを連れてボルネオ島の熱帯雨林へ)
古今書院   2016年6月   ISBN:978-4772271332
FENICS (Fieldworker's Experimental Network for Interdisciplinary CommunicationS)フィールドワーカーシリーズ 第13巻フィールドノート古今東西
久世 濃子 (担当:分担執筆, 範囲:霊長類学者のフィールドノート~私の試行錯誤~)
古今書院   2016年5月   ISBN:978-4772271349
久世濃子(くぜ・のうこ)
朝日学生新聞社   2013年12月   ISBN:4907150261
月刊しぜん 2012年1月号「オランウータン」
久世 濃子 (担当:共著, 範囲:解説、監修)
フレーベル館   2012年1月   

講演・口頭発表等

 
Relationship between pregnancy in wild Borneo orangutans and fruit availability
久世 濃子
The 7th International Seminar on Biodiversity and Evolution   2018年10月17日   Wildlife Research Center of Kyoto University
久世 濃子
19th International Conference of the International Society for Research in Human Milk and Lactation   2018年10月8日   the International Society for Research in Human
Background: Lactation is important for the healthy development of infants and for its effect on reproduction (suppression and restart of ovulation) among mammals, including humans. The estimation of milk intake in great apes (non-human Hominidae s...
野生ボルネオ・オランウータン(Pongo pygmaeus morio)の雌の妊娠と一斉結実との関係ー13年間の記録-
久世 濃子
本哺乳類学会2018年度大会   2018年9月9日   
オランウータンを殺したのは誰か?-野生オランウータンの頭骨を対象とした法医人類学的研究-
久世 濃子
第34回日本霊長類学会大会   2018年7月15日   
Relationship between fruits availability and reproduction of female Borneo Orangutan (Pongo pygmaeus) in Danum Valley Conservation Area, Malaysia
久世 濃子
Meeting NeuZü 2018   2018年1月31日   
Research of Wild Orangutan at Danum Valley Conservation Area
久世 濃子
Internal Seminar at Taipei Zoo   2017年12月5日   Taipei Zoo
野生ボルネオ・オランウータンの尿中C-peptide濃度と繁殖および果実生産量の関係
久世 濃子
第33回日本霊長類学会大会   2017年7月16日   
The relationship between pregnancy of wild Borneo Orangutan and fruit productivity.
久世 濃子
The 6th International Seminar on Biodiversity and Evolution   2017年5月   
オランウータンの雄の二型成熟とライフヒストリーの多様性 [招待有り]
久世 濃子
第46回ホミニゼーション研究会   2017年3月   
野生ボルネオ・オランウータンの出産間隔と果実生産量の関係 ~11 年間の記録~
久世 濃子
第61回プリマーテス研究会   2017年1月28日   

担当経験のある科目

 

競争的資金等の研究課題

 
Elucidation of a mechanism of coordinating interbirth-interval of great ape.
Swiss Federal Institute of Technology Zurich: 日本学術振興会若手研究者交流事業(スイス枠)
研究期間: 2017年12月 - 2018年3月    代表者: 久世 濃子
JapanGiving: クラウドファンディング
研究期間: 2017年1月 - 2018年1月    代表者: 久世 濃子
JapanGiving: クラウドファンディング
研究期間: 2017年1月 - 2018年1月    代表者: 久世 濃子
飼育オランウータンを対象とした無麻酔下での歯周病の簡易検査法の開発および治療・予防の試み
京都大学野生動物研究センター: 共同利用共同研究
研究期間: 2016年4月 - 2017年3月    代表者: 久世 濃子
野生オランウータンの繁殖生理と栄養状態に関する生理学的研究
京都大学霊長類研究所: 共同利用共同研究
研究期間: 2015年4月 - 2017年3月    代表者: 久世 濃子

社会貢献活動

 
オランウータンが暮らす森の生物多様性
【講師】  天王寺動物園協会  第3回生物多様性と絶滅危惧種動物を勉強するツアー  2018年10月14日
木の上でくらすオランウータン
【講師】  多摩動物公園  「月間動物」イベント9月「木の上で暮らす動物」  (東京都立多摩動物公園)  2018年9月23日
サルから学ぶ子育て講座
【講師】  洞峰学園つくば市立東小学校PTA  第2 回家庭教育学級  2018年9月21日
サイエンスBOX{知る}類人猿の新種 88年ぶり
【取材協力】  読売新聞社  読売新聞  2017年12月15日 - 2017年12月15日
【インタビュイー】  イーアイデム  Webマガジン ジモコロ  2017年12月15日