公開資料
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近視抑制研究の公開資料

資料公開

タイトル 眼科クリニックコンシェルジュWEBセミナー
カテゴリ 研究論文
概要 2024年1月31日(水)20時00分~21時00分に、メディカ出版主催の眼科クリニックコンシェルジュWEBセミナーにおいて講演。

演題名
アトロピンとオルソケラトロジーの近視進行抑制効果と作用機序
タイトル 第2回SOS-Jオンラインセミナー
カテゴリ 講演資料
概要 2023年12月16日(土)19時30分―20時30分に開催される第2回SOS-Jオンラインセミナー(運営サポート:株式会社テクノピア)において講演。

演題名
アトロピンとオルソケラトロジーの近視進行抑制効果と作用機序
タイトル 第77回日本臨床眼科学会インストラクションコース 60
カテゴリ 講演資料
概要 2023年10月6日(金)~10月9日(月)に東京国際フォーラムで開催された第77回日本臨床眼科学会のインストラクションコース 60において講演。

演題名
近視治療トータルコーディネート ~メカニズム研究から進行抑制、外科的治療まで~

抄録
近年近視人口が増加しており、全世界の近視人口は2050年には全世界人口のほぼ半数の約50億人になる予測が報告(Holden BA, et al. Ophthalmology, 2016)されている。近視のメカニズムは不明であり、それに対する有効な手段は限られているのが現状である。しかし近年、近視発症・進行の分子メカニズム解明に向けた基礎研究も目覚しい進歩を遂げている。また、低濃度アトロピン・オルソケラトロジー・屋外活動・光環境など様々な近視進行抑制法が脚光を浴びてきている。さらに、近視患者の「裸眼」生活に対する希望をかなえるため、新しい屈折矯正手術も行われている。
本インストラクションコースは、近視のメカニズム追究から進行予防、屈折矯正手術までの近視に関するトータルコーディネートをするコースであり、毎年少しずつアップデートを重ね、今回で7回目の開催になる。各演者の分担と内容は下記のとおりである。
1. 近視実験動物モデルupdate:世古裕子
2. 近視進行の分子メカニズムと治療ターゲット:栗原俊英
3. 光環境と近視進行抑制 update:鳥居秀成
4. 近視の進行は,眼軸長でフォローしよう!:二宮さゆり
5. アトロピン・オルソケラトロジーによる近視進行抑制:木下望
6. 近視矯正手術と近視進行:稗田牧
総合的な視点から見る近視に関する研究、進行抑制、治療について、網羅して頂ければ幸いである。
タイトル 第76回日本臨床眼科学会インストラクションコース 9
カテゴリ 講演資料
概要 2022年10月13日(木)~10月16日(日)に東京国際フォーラムで開催された第76回日本臨床眼科学会のインストラクションコース 9において講演。

演題名
近視治療トータルコーディネート ~メカニズム研究から進行抑制、外科的治療まで~

抄録
近年近視人口が増加しており、全世界の近視人口は2050年には全世界人口のほぼ半数の約50億人になる予測が報告(Holden BA, et al. Ophthalmology, 2016)されている。近視のメカニズムは不明であり、それに対する有効な手段は限られているのが現状である。しかし近年、近視発症・進行の分子メカニズム解明に向けた基礎研究も目覚しい進歩を遂げている。また、低濃度アトロピン・オルソケラトロジー・屋外活動など様々な近視進行抑制法が脚光を浴びてきている。さらに、近視患者の「裸眼」生活に対する希望をかなえるため、新しい屈折矯正手術も行われている。
本インストラクションコースは、近視のメカニズム追究から進行予防、屈折矯正手術までの近視に関するトータルコーディネートをするコースであり、毎年少しずつアップデートを重ね、今回で6回目の開催になる。各演者の分担と内容は下記のとおりである。
1. さまざまな近視実験動物モデル:世古裕子
2. 近視進行の分子メカニズムと治療ターゲット:栗原俊英
3. 屋外環境による近視進行抑制 update:鳥居秀成
4. 子どもへのコンタクトレンズ装脱・レンズケア指導:二宮さゆり
5. アトロピン・オルソケラトロジーによる近視進行抑制:木下望
6. 近視矯正手術と近視進行:稗田牧
総合的な視点から見る近視に関する研究、進行抑制、治療について、網羅して頂ければ幸いである。
タイトル フォーサム2022せとうち 第64回日本コンタクトレンズ学会総会 シンポジウム
カテゴリ 講演資料
概要 2022年7月8日(金)~7月10日(日)にリーガロイヤルホテル広島で開催されたフォーサム2022せとうち 第64回日本コンタクトレンズ学会総会 シンポジウム において講演。

シンポジウム名:近視抑制を考えるCL vs 点眼・眼鏡
演題名: 低濃度アトロピン点眼はオルソケラトロジーの近視抑制効果を高める!

抄録
Atropine for the Treatment of Myopia (ATOM) 2スタディで、0.01%アトロピン(AT)点眼は2年間の近視進行抑制率が59%でかつ羞明や近見障害をほとんど認めず、治療中止後のリバウンドも認めないと報告され、世界中からの注目を集めた。
その後、Low-concentration Atropine for Myopia Progression (LAMP)スタディで、0.05%、0.025%、0.01% AT点眼の1年間の近視進行抑制率は、プラセボ点眼と比べて屈折値でそれぞれ67%、43%、27%、眼軸長でそれぞれ51%、29%、12%で、すべての濃度で耐用可能と報告された。日本人児童を対象としたATOM-Jスタディでは、0.01% AT点眼の2年間の近視進行抑制率は、プラセボ点眼と比べて屈折値15%、眼軸長18%と報告された。これらの追試により、0.01%単独では抑制効果が弱い可能性が懸念された。
最近、LAMPスタディ第3報により、0.05%、0.025%、0.01%AT点眼中止後のリバウンドは、濃度依存性に大きくなるものの許容範囲であると報告された。
我々は、オルソケラトロジー(OK)と0.01%AT点眼併用療法がOK単独療法と比べて2年間で28%の眼軸伸長抑制の相加効果を認めることを報告した。これは単焦点眼鏡単独と間接的に比べて59%に相当した。
AT濃度を大きくすれば、さらに相加効果も増強する可能性があるが、0.05%は瞳孔径変化量、羞明自覚率、リバウンドが最も大きいことを考慮すると、今後は0.025%AT点眼とOKの併用療法が最もバランスのとれた選択肢として期待される。
タイトル 第75回日本臨床眼科学会インストラクションコース 43
カテゴリ 講演資料
概要 2021年10月28日(木)~10月31日(日)に福岡国際会議場で開催された第75回日本臨床眼科学会のインストラクションコース 43 において講演。

演題名
近視治療トータルコーディネート ~メカニズム研究から進行抑制、外科的治療まで~

抄録
近年近視人口が増加しており、全世界の近視人口は2050年には全世界人口のほぼ半数の約50億人になる予測が報告(Holden BA, et al. Ophthalmology, 2016)されている。近視のメカニズムは不明であり、それに対する有効な手段は限られているのが現状である。しかし近年、近視発症・進行の分子メカニズム解明に向けた基礎研究も目覚しい進歩を遂げている。また、低濃度アトロピン・オルソケラトロジー・屋外活動など様々な近視進行抑制法が脚光を浴びてきている。さらに、近視患者の「裸眼」生活に対する希望をかなえるため、新しい屈折矯正手術も行われている。
本インストラクションコースは、近視のメカニズム追究から進行予防、屈折矯正手術までの近視に関するトータルコーディネートをするコースであり、今回で4回目の開催になる。各演者の分担と内容は下記のとおりである。
1. 近視実験動物モデル:世古裕子
2. 近視進行の分子メカニズムと治療ターゲット:栗原俊英
3. 環境因子のコントロールによる近視進行抑制:鳥居秀成
4. クリニックにおける実践的近視治療:二宮さゆり
5. アトロピン・オルソケラトロジーによる近視進行抑制:木下望
6. ATOM-Jの結果と近視矯正手術アップデート:稗田牧
総合的な視点から見る近視に関する研究、進行抑制、治療について、網羅して頂ければ幸いである。
タイトル 第74回日本臨床眼科学会インストラクションコース 15
カテゴリ 講演資料
概要 2020年11月5日(木)~12月6日(月)にWEB開催された第74回日本臨床眼科学会のインストラクションコース 15 において講演。

演題名
近視治療トータルコーディネート ~メカニズム研究から進行抑制、外科的治療まで~

抄録
近年近視人口が増加しており、全世界の近視人口は2050年には全世界人口のほぼ半数の約50億人になる予測が報告(Holden BA, et al. Ophthalmology, 2016)されている。近視のメカニズムは不明であり、それに対する有効な手段は限られているのが現状である。しかし近年、近視発症・進行の分子メカニズム解明に向けた基礎研究も目覚しい進歩を遂げている。また、低濃度アトロピン・オルソケラトロジー・屋外活動など様々な近視進行抑制法が脚光を浴びてきている。さらに、近視患者の「裸眼」生活に対する希望をかなえるため、新しい屈折矯正手術も行われている。
本インストラクションコースは、近視のメカニズム追究から進行予防、屈折矯正手術までの近視に関するトータルコーディネートをするコースであり、今回で4回目の開催になる。各演者の分担と内容は下記のとおりである。
1. 近視実験動物モデル:世古裕子
2. 近視進行の分子メカニズムと治療ターゲット:栗原俊英
3. 環境因子のコントロールによる近視進行抑制:鳥居秀成
4. クリニックにおける実践的近視治療:二宮さゆり
5. アトロピン・オルソケラトロジーによる近視進行抑制:木下望
6. ATOM-Jの結果と近視矯正手術アップデート:稗田牧
総合的な視点から見る近視に関する研究、進行抑制、治療について、網羅して頂ければ幸いである。
タイトル 近視児童の眼軸伸長抑制、オルソケラトロジーと 0.01%アトロピン点眼液併用療法の効果を実証
カテゴリ ホームページ掲載内容
概要 本学18期卒業生の自治医科大学附属さいたま医療センター総合医学第2講座(眼科)木下望講師の研究チームは、本学臨床研究支援センター長 神田善伸教授(血液学)の協力のもとに、近視児童の眼軸伸長抑制におけるオルソケラトロジーと0.01%アトロピン点眼液併用療法の有効性について世界で初めて明らかにしました。その研究成果が、国際学術雑誌『Scientific Reports』および『Japanese Journal of Ophthalmology』に掲載されましたので、木下先生に研究の経緯と意義について伺いました。
論文:
1. Nozomi Kinoshita, Yasuhiro Konno, Naoki Hamada, Yoshinobu Kanda, Machiko Shimmura-Tomita, Toshikatu Kaburaki, Akihiro Kakehashi. Efficacy of combined orthokeratology and 0.01% atropine solution for slowing axial elongation in children with myopia: a 2-year randomised trial. Sci Rep. 2020;10:12750. doi: 10.1038/s41598-020-69710-8.

2. Nozomi Kinoshita, Yasuhiro Konno, Naoki Hamada, Yoshinobu Kanda, Machiko Shimmura-Tomita, Akihiro Kakehashi. Additive effects of orthokeratology and atropine 0.01% ophthalmic solution in slowing axial elongation in children with myopia: first year results. Jpn J Ophthalmol. 2018;62:544-553. doi: 10.1007/s10384-018-0608-3.
タイトル Efficacy of combined orthokeratology and 0.01% atropine solution for slowing axial elongation in children with myopia: a 2-year randomised trial
カテゴリ 研究論文
概要 2020年7月17日(金)Scientific Reportsに掲載決定。2020年7月29日(水)に掲載開始。
Scientific Report. 2020;10:12750. doi:10.1038/s41598-020-69710-8

Abstract
Eighty Japanese children, aged 8-12 years, with a spherical equivalent refraction (SER) of -1.00 to -6.00 dioptres (D) were randomly allocated into two groups to receive either a combination of orthokeratology (OK) and 0.01% atropine solution (combination group) or monotherapy with OK (monotherapy group). Seventy-three subjects completed the 2-year study. Over the 2 years, axial length increased by 0.29 ± 0.20 mm (n = 38) and 0.40 ± 0.23 mm (n = 35) in the combination and monotherapy groups, respectively (P = 0.03). Interactions between combination treatment and age or SER did not reach significance level (age, P = 0.18; SER, P = 0.06). In the subgroup of subjects with an initial SER of -1.00 to -3.00 D, axial length increased by 0.30 ± 0.22 mm (n = 27) and 0.48 ± 0.22 mm (n = 23) in the combination and monotherapy groups, respectively (P = 0.005). In the -3.01 to -6.00 D subgroup, axial length increased by 0.27 ± 0.15 mm (n = 11) and 0.25 ± 0.17 mm (n = 12) in the combination and monotherapy groups, respectively (P = 0.74). The combination therapy may be effective for slowing axial elongation, especially in children with low initial myopia.