2018年11月
化学ライブラリーから選択したアクチノイドイオン用蛍光プローブを用いた放射性試料中のウラニルイオンに対する安全かつ迅速なキャピラリー電気泳動法の開発
Analytica Chimica Acta
- 巻
- 1032
- 号
- 開始ページ
- 188
- 終了ページ
- 196
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.1016/j.aca.2018.05.077
放射性試料中のアクチノイドイオンを安全、迅速、高感度に分析するため、蛍光プローブを用いたキャピラリー電気泳動法による分析法を開発した。本研究では、化学ライブラリーを用いて、アクチノイドイオンの検出に必要となる蛍光プローブを選択し、大環状および非環状の多座配位骨格を有するプローブ群を整備した。アクチノイドのうち、ウラニルイオンに対して、4座の配位骨格を有する蛍光プローブを用いることにより、従来のキャピラリー電気泳動法の検出限界(ppmレベル)を大幅に改善し、pptレベルの検出限界を達成するとともに、実際の放射性廃液試料の分析に適用できることも示した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.1016/j.aca.2018.05.077
- ISSN : 0003-2670
- PubMed ID : 30143217