MISC

2002年6月

「サイクル機構モニターいばらき」モニターから寄せられた意見について 第1期(平成11年度)$\sim$第3期(平成13年度)分

JNC TN9420 2002-001
  • 宮地 紀子
  • ,
  • 千田 正樹
  • ,
  • 関野 英夫

開始ページ
124
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等

地域住民の声を直接聴き、その声をサイクル機構の業務運営に反映させることを目的に、サイクル機構の所在市町村(茨城地区)を中心とする隣々接市町村までに在住する地域の方を、1年間を任期に「サイクル機構モニターいばらき」モニターとして委嘱し、会合等をこれまでに3期(平成11年度$\sim$平成13年度)開催した。 モニターからの意見及び意識変化の概略について以下に示す。 [サイクル機構について] (1)多くのモニターが、安全を全てに優先させることを望んでいる。 (2)多くのモニターが、広報において専門用語は使わず、よりわかりやすい説明を望んでいる。 (3)サイクル機構職員には、事故等を自分のものとして受け止める姿勢並びに、情報を公開しようとする姿勢が欠けている、と感じるモニターが多い傾向にある。 (4)多くのモニターが、モニター制度は地域住民と職員が交流できる良い制度であることから、継続を望んでいる。 [モニターの意識変化について] (1)モニターを経験することにより、サイクル機構に対する印象は改善される傾向にある。 (2)モニター経験前後で、大部分の方が変わらず原子力発電を必要と考えているが、モニター経験後もその約8割が、安全性に対して多少なりとも不安を感じる傾向にある。以上の結果から、モニター制度の開設により、地域住民の生の意見を直接把握できるとともに、サイクル機構の印象を改善できる効果が認められた。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?4037241

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