2010年 - 2012年
地下水涵養を考慮した水害対策に関する基礎的研究-地域特性を生かした取組み
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
日本の北陸地方には,多くの消雪井戸が存在する.本研究では,これらの井戸に直接雨水を注入して,台風や大雨時の内水氾濫をおさえる手法について検討した.新潟県見附市で現場注水試験を行ったところ,消雪井戸は十分な注水能力を備えていることが明らかとなった.また,地下水の水質も,注水をやめると徐々に元の地下水と同じ水質に変化することがわかった.しかしながら,注水後は鉄バクテリアが繁殖し,目詰まりの原因となるため,目詰まり防止の対策を講じる必要がある.
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- 課題番号 : 22560491
- 体系的課題番号 : JP22560491