2015年4月 - 2018年3月
スキンブロッティング法による局所/全身状態の包括的評価法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
皮膚表面より非侵襲的に組織内の可溶性タンパク質を抽出するスキンブロッティング法を皮膚の局所状態および全身状態のアセスメント法として確立するために、動物実験および臨床調査を実施した。その結果、スキンブロッティングにおけるアルブミンの抽出量は皮膚バリア機能の状態を表し、アセスメント法として応用するためにはタンパク質抽出効率を補正する内部標準マーカーが必要であること、アルブミンおよびアネキシンA2がその候補マーカーであることが示された。また、局所の状態である皮膚掻痒症、ならびに全身状態である脱水症を、それぞれNGFβやタウリンなどをマーカーとして評価できることが明らかとなった。
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- 課題番号 : 15H05066
- 体系的課題番号 : JP15H05066