MISC

2018年

05バ-25-口-07 ゴールキーパーのダイビング動作における体幹を側方へ倒すための下肢のキネティクス的役割

日本体育学会大会予稿集
  • 沼津 直樹
  • ,
  • 藤井 範久

69
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開始ページ
136_1
終了ページ
136_1
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.20693/jspehss.69.136_1
出版者・発行元
一般社団法人 日本体育学会

<p> サッカーのゴールキーパー(GK)のダイビング動作は、他の跳躍動作と異なり、体幹部を身体の側方へ倒すように跳ぶことが特徴として挙げられる。またダイビング動作はプレジャンプを行った後、体幹を側方へ倒しつつ、動作方向と逆側の脚(CS脚)の接地、動作方向と同側の脚(BS脚)の接地、CS脚の離地、BS脚の離地という順に行われることが多い。本研究では、ダイビング動作においてGKがどのように体幹を動作方向へ倒しているかをキネティクス的に検討することを目的とした。大学生男子サッカー部所属GK14名を対象とし、キッカーによりシュートされるボールに対してダイビング動作を行わせた。その結果、右方向へのダイビング動作においてCS脚接地期ではCS脚股関節を外転させながら股関節力による右傾方向のモーメントを発揮し、両脚接地期ではCS脚は股関節内転トルクをBS脚は股関節外転トルクを発揮していた。右方向へのダイビング動作において、CS脚股関節を外転させながら内転トルクを発揮することは、走方向変換動作における支持脚のように体幹部の姿勢の維持だけでなく、手部をよりボールに近づける姿勢をとるために体幹を右傾させる役割があると考えられる。</p>

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.20693/jspehss.69.136_1
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007581209
ID情報
  • DOI : 10.20693/jspehss.69.136_1
  • CiNii Articles ID : 130007581209

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