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2010年10月16日

近接する顔の魅力が対象の好意度を変化させる : 魅力と表情の交互作用に関する検討(HCS+フォーラム顔学ジョイントセッション,顔とコミュニケーション)

電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎
  • 布井 雅人
  • ,
  • 中嶋 智史
  • ,
  • 吉川 左紀子

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247
開始ページ
7
終了ページ
10
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

ある対象の周囲に存在する他者は,対象の好意度に大きな影響を与える要因となる.他者の顔の魅力度はその要因の一つであり,高魅力人物と対呈示された対象は,低魅力人物と対呈示された対象よりも好まれることが知られている(Strick et al.,2008).本研究では,人物の魅力度とその表情を操作して,対象の好意度に両要因が及ぼす影響とその関連について検討した.その結果,表情の情動価(ポジティブ・ネガティブ)に関わらず,高魅力人物と対呈示された対象の好意度が,低魅力人物と対呈示された対象よりも高くなった.これより,対象の評価には近接する人物の魅力が及ぼす影響が大きいことが明らかになった.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008106590
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10487226
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110008106590
  • CiNii Books ID : AN10487226
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000006924625

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