2016年3月
配偶者を亡くした経験をもつ高齢者のスピリチュアリティ尺度 SAS-EBL(Spirituality Assessment Scale of the Elderly Bereavement who have Lost their Spouse)開発の試み
宇部フロンティア大学看護学ジャーナル
- ,
- ,
- 巻
- 8
- 号
- 1
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 8
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 宇部フロンティア大学人間健康学部看護学科
配偶者を亡くした経験をもつ高齢者を対象とする配偶死別高齢者スピリチュアリティ尺度(SAS-EBLS)の開発を目指し、その初期段階に位置する研究として、質問項目を作成し、適切な質問項目の選定をした。配偶者との死別を経験した65歳以上の高齢者104名(男性15名、女性89名、平均年齢77.4歳)を対象に、仮尺度として43項目を用いた調査を実施した。43項目の分布反応から天井効果、フロア効果を確認し、G-P分析も行い、不適切な6項目を削除し、33項目にて主因子法での因子分析を行い、プロマックス回転にて分析をすすめ、26項目、因子数を5つとした。項目内容より「自己、他者、環境との調和」「個人として生きていく覚悟」「生きる意味や目的の探求」「霊的存在としての故人の再配置」「自己存在への問い」と命名した。下位尺度の内的一貫性による信頼性が確認され、日本版WHOQOLSRPBとの比較による構成概念妥当性が確認された。
- リンク情報
- ID情報
-
- ISSN : 1882-9724
- 医中誌Web ID : 2017218413
- CiNii Articles ID : 120006305118
- CiNii Books ID : AA12350093