基本情報

所属
大阪大学 大学院人文学研究科人文学林 准教授
学位
博士(学術)(2018年3月 佐賀大学大学院工学研究科)
修士(理学)(2015年3月 佐賀大学大学院工学研究科)
修士(農学)(1996年3月 佐賀大学大学院農学研究科)

連絡先
yoshiga.natsuko.hmtosaka-u.ac.jp
研究者番号
70457498
ORCID iD
 https://orcid.org/0009-0002-0659-1457
J-GLOBAL ID
201801020733237502
researchmap会員ID
B000299859

私の研究ビジョン

AI時代にこそ、人文学は真価を発揮すると考えます。社会課題を解決するにはAIと人文学が培ってきた解釈・共感の力を組み合わせることが不可欠です。これまで地域資料のデジタル化やくずし字の翻刻支援システム開発などに取り組み、人文学研究を支えるデータ基盤の構築に注力してきました。

少子化や災害など多様な課題に直面する地方社会では、歴史や文化を継承し、新たな価値を創出する上で人文学×デジタルの力が求められています。デジタルヒューマニティーズ教育を普及させ、誰もが人文学の知見にアクセスし、社会課題を主体的に解決できる環境を整えたいと考えています。

地域の活性化はもちろん、AIをより倫理的で人間らしい知性へ導くことにも寄与するのが私の研究ビジョンです。総合知としての人文学をさらに発展させ、文理の垣根を超えた未来志向の学問と教育、アウトリーチ活動を通じて、多様な主体が共創できる社会を実現していきたいです。

★大阪大学大学院人文学研究科へ進学を考えている皆様へ

デジタルヒューマニティーズにご関心を持っていただきありがとうございます!

本研究科でDHを学ぶ:本研究科共通科目(選択)の「デジタルヒューマニティーズ基礎」「デジタルヒューマニティーズ演習」そして「デジタルヒューマニティーズA・B」(主にテキスト解析)の対面受講をお勧めします。また、これらの科目が含まれる高度副プログラム「デジタルヒューマニティーズ」の取得を考えてください。ちなみに、これらの科目を受講する前の準備科目として「人文科学とデジタル技術」(オンデマンド)も用意されています。学部生(外国語学部・文学部)の「デジタルヒューマニティーズ基礎演習」も準備科目に相当します。

本研究科でDH研究を行う:本研究科には「相談教員制度」が設けられており、専攻を超えて人文学研究科に所属する専任教員の中から自由に相談教員を指名できる制度があります。修士・博士論文の指導教員と相談の上、その指導教員が相談教員制度の指名と利用を年度ごとに申請すれば、DH専任の吉賀から研究の助言を得ることができます。助言では、例えば必要データの取得方法の検討、DH関連の研究会の参加相談、発表資料のレビュー、研究結果で情報学に関連する部分の内容チェック、共同研究などを行っています。自分の研究にDHを取り入れたいとお考えの方はぜひご連絡ください。

本研究科に海外から進学する:大阪大学には、留学希望者と教員の間をつなぐ「アドミッション支援デスク」があります。まずは、リンク先を参照してください。(私に直接連絡をいただいた場合でも一律にアドミッション支援デスクをご案内することになっています。ご了承ください。)


主要な担当経験のある科目(授業)

  8

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  9

その他

  3

主要な書籍等出版物

  3

主要な論文

  26

主要な講演・口頭発表等

  25
  • 吉賀夏子
    DiHuCoワークショップ デジタルヒューマニティーズのためのアーカイブ基盤を学ぶ 2025年8月25日
  • 11
    吉賀夏子
    大阪大学オープンサイエンスシンポジウム オープンサイエンス時代の研究基盤と人材育成 ―日本における実装と展望― 2025年5月16日 大阪大学附属図書館  招待有り
  • 吉賀夏子
    2025 JAPANESE ASSOCIATION FOR DIGITAL HUMANITIES. & THE KOREAN ASSOCIATION FOR DIGITAL HUMANITIES JOINT SYMPOSIUM 2025年1月24日 韓国デジタル人文学協議会、高麗大学国語国文学科BK21、高麗大学人文社会デジタル融合人材養成事業団、 ネットワーク型デジタル人文学教育モデル開発共同研究チーム、人間と協業するディープラーニング基盤AI小説生成融合 研究団、インハ大学人文科学研究所デジタル人文学研究センター、慶北大学英語英語学科BK21、慶北大学デジタル 人文工学研究所  招待有り
  • 吉賀夏子
    人文知と情報知の接合―デジタル・ヒューマニティーズの可能性と課題 2024年7月28日 国際日本文化研究センター、高麗大学校文科大学  招待有り

主要なWorks(作品等)

  21

主要な学術貢献活動

  14

社会貢献活動

  4

主要なメディア報道

  6

所属学協会

  4