基本情報

所属
昭和大学 医学部内科学講座リウマチ膠原病内科学部門 准教授 (診療科長)
(兼任)統括研究推進センター(SURAC) 兼担
京都大学大学院 医学研究科社会健康医学系専攻医療疫学分野 非常勤講師
福島県立医科大学 臨床研究イノベーションセンター 特任准教授
(兼任)大学院医学研究科 臨床疫学分野 客員講師
独立行政法人国立病院機構 相模原病院 臨床研究センター 客員研究員
学位
博士(医学)(2005年4月 昭和大学)
修士(公衆衛生)(2017年3月 京都大学)

研究者番号
70384360
ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0002-8292-3962
J-GLOBAL ID
201701000739853959
researchmap会員ID
B000271545

外部リンク

 日本リウマチ学会認定専門医/指導医/評議員・総合内科専門医・日本臨床疫学会臨床疫学認定専門家・医学博士・公衆衛生修士。

 1999年、昭和大学卒業。昭和大学病院、がん感染症センター都立駒込病院にてリウマチ膠原病診療に従事。2014年10月、福島県立医科大学臨床研究イノベーションセンター、2016年4月、同大学病院臨床研究教育推進部へ異動。また、2015年4月、京都大学大学院社会健康医学系医療疫学分野修士課程へ進学し福原俊一先生に師事し、2017年3月公衆衛生修士を取得。2016年10月から昭和大学医学部内科学講座リウマチ膠原病内科学部門助教、同11月から同講師に着任。2019年6月から昭和大学統括研究推進センター兼担。2020年4月から昭和大学医学部内科学講座リウマチ膠原病内科学部門准教授、昭和大学病院リウマチ膠原病内科診療科長。その他、福島県立医科大学臨床研究イノベーションセンター特任准教授、福島県立医科大学大学院医学研究科臨床疫学分野客員講師、独立行政法人国立病院機構相模原病院臨床研究センター客員研究員を務める。

 社会活動
日本リウマチ学会臨床研究推進委員会委員、日本リウマチ学会膠原病妊娠登録小委員会委員、日本リウマチ学会ガイドライン委員会委員、厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業))自己免疫疾患に関する調査研究班SLE分科会研究協力者、厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患等政策研究事業) 難治性血管炎の医療水準・患者QOL向上に資する研究班 領域横断分科会 研究協力者、厚生労働科学研究費補助金 免疫・アレルギー疾患政策研究事業 関節リウマチ診療ガイドラインの改訂による医療水準の向上に関する研究班 分担研究者、厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患政策研究事業) ベーチェット病に関する調査研究 研究協力者、日本臨床疫学会機関誌Annals of Clinical Epidemiology(ACE) 編集委員等。

 教育活動
日本リウマチ学会臨床研究推進委員会委員(臨床研究推進委員会サブコミッティ併任)として日本のリウマチ領域での臨床研究教育推進を目的とした臨床研究合宿立ち上げや地方会や総会での講演活動を行っている。その他、各臨床研究勉強会(臨床研究てらこ屋、會津藩校日新館「臨床研究デザイン塾」、日本臨床疫学会総会WS)でのファシリテーターとしての参画、厚労省難病班のガイドライン作成SRチームを対象としたSystematic Review勉強会立ち上げなど、幅広く臨床研究教育に関わっている。

 研究活動
全身性エリテマトーデスの臨床研究を中心に行っている。岡山大学佐田憲映先生(現 高知大学)と多施設SLEレジストリ(Lupus registry of nationwide institutions:LUNA)を立ち上げ、2021.4月現在、全国16施設1608例を集積し、2022.4月~21施設へのレジストリーへと拡大している。研究発信するとともに若手研究者の活躍できるフィールドを構築し、現在36研究が進行している( http://showa-u-rheum.com/research-facility/)。このレジストリから、動脈硬化の古典的リスクの有病割合とコントロールの実態(Lupus 2020)、少量ステロイドでの感染症発生(Arthritis Res Ther 2022)、ステロイドフリーの因子探索(Lupus Sci Med 2022)、ステロイド量と精神的なQOL(Arthritis Res Ther 2021)、ビタミンDと疾患活動性(Plos One 2022)、発症年と臓器ダメージ(ACTA MEDICA OKAYAMA 2020)、出産と臓器ダメージ(Lupus 2020)を、出版した。このレジストリを用いた産学連携事業として寛解ループス腎炎患者の再燃予防に対するベリムマブの効果検証を進めており、プロトコル論文を出版した(Lupus Sci Med 2022)。

 

診療の質指標(Quality Indicator:(QI)の開発と検証を主軸に研究を展開している。わが国の膠原病領域で先駆けてSLEのQIの開発を出版し(Yajima N, Mod Rheumatol, 2020)、現在は妊娠可能年代のSLE患者に特化したQI開発を行う(基盤研究C(課題番号21K10358)、論文執筆中)。また、その他の診療の質に関する研究として、妊娠可能な膠原病患者にガイドラインと実際の診療とのギャップに関するシナリオ研究を行い介入すべき医師の背景を明らかにした(Research Square 2022)。

 

さらにRAおよびSLE患者を対象とした疫学研究、特に、心理社会的な側面での検討、アプリケーションの利活用、レジストリ構築に興味を持ち、研究を進めている。

心理社会的側面での検討では、RA患者での経済的負担感と抗リウマチ薬費用との関連(2022年日本リウマチ学会秀逸ポスター賞、論文執筆中)、医師患者間の信頼尺度の日本語版開発(JGIM 2022, BMC Health Serv Res 2022)、SLE患者におけるヘルスリテラシーと信頼(medRxiv 2022)、について報告した。

アプリケーションの利活用では、SLE患者を対象としたePRO(厚労科研費 山口班)、SLE患者を対象としアプリケーションを利活用した介入(基盤研究C 研究代表者、基盤研究B 研究分担者)、の研究を進めている。

上記のLUNAレジストリー以外に2つのレジストリー構築に関わる。日本リウマチ学会膠原病妊娠登録小委員会委員ととして日本リウマチ学会が主導した初めてのコホートであるSLEレジストリー(pleasure-J)構築の事務局の一員としてコホートデザイン(inception cohort)、運用規定整備などに携わる。さらに、ANCA関連血管炎の全国多施設共同レジストリ(J-CANVAS)の運営およびEDC構築を行なっている。J-CANVASから肥厚性硬膜炎に関する記述研究(Arthritis Res Ther 2022)を発表した。

 

 公的研究費
研究代表者、研究分担者として取得し、以下の研究活動を行っている。

1,AMED難治性疾患実用化研究事業(令和3-5年度)「全身性エリテマトーデス患者の末梢血シングルセル情報を有したコホートによる妊娠合併症の発症機序の解明と発症リスクの同定」の研究代表者としてsinglecellRNAseqを用いたSLE妊娠合併症の病態解明を行っている。目標40症例のうち25症例の同意が得られ検体収集を進めている。

2, 科学研究費補助金 基盤研究(B)(平成28-31年度)「電子診療情報と患者報告アウトカムを用したSLE診療の質の評価システム開発と検証」を研究代表者して取得し、我が国のリウマチ領域でははじめてとなる診療の質指標を開発した(Modern Rheumatology, 2019)。現在、大学病院電子データを利用し検証をすすめている。

3, 科学研究費補助金 基盤研究(C)(令和2–4年度)「全身性エリテマトーデス患者の行動変容を促すモバイルヘルスシステム開発と効果検証」の研究代表者として、SLE患者さんと対象としたアプリケーション開発に取り組んでいる。アプリケーションの作成

4, 科学研究費補助金 基盤研究(B)(令和1–3年度)「IT社会の医療情報が医療トラストに与えるメカニズムの解明:若年膠原病を対象として」では分担研究者として膠原病患者での医療トラストに関する研究を遂行中である。医師患者間の信頼尺度の日本語版開発(JGIM 2022, BMC Health Serv Res 2022)、SLE患者におけるヘルスリテラシーと信頼(medRxiv 2022)を出版し、複数の研究が進んでいる。

5, 厚生労働科学研究費補助金(政策科学総合研究事業(臨床研究等ICT基盤構築・人工知能実装研究事業))(令和2–4年度)「PRO-CTCAEの日本語版の実臨床および臨床試験における有効性の評価」(分担)ではPRO(patient reported outcome)研究を行っている。現在SLE185症例の取得を完了し、SLE領域におけるアプリを利用した症状モニタリングの有用性に検討している。

6,科学研究費補助金 基盤研究(C)(令和3–5年度)「SLE患者の妊娠出産に関する診療の質指標開発と学会主導レジストリを用いた検証」の分担研究者として、2の基盤研究Bで培ったQI作成のノウハウを活かし、SLE患者の妊娠関連のQI開発を開始した。2022.6月のパネル会議などを経てSLE妊娠QI41項目が完成し、現在論文作成中である。

7,AMED先端ゲノム研究開発(令和3-7年度)「免疫担当細胞eQTLデータを用いた免疫介在性疾患ゲノム情報からの層別化および予後予測モデルの構築 」の分担研究者として研究参画している。 

8,科学研究費補助金 挑戦的萌芽研究(令和4–6年度)「「医療機関およびチーム医療へのトラスト」の測定と応用:持続可能な医療体制をめざす」の分担研究者として研究参画している。

9,科学研究費補助金 基盤研究(C)(令和4–6年度)「文献レジストリ構築とリアルワールドデータによる膠原病予後因子の網羅的負荷推計」 の分担研究者として研究参画している。

10,科学研究費補助金 基盤研究(B)(令和4–6年度)「trajectoryとEMAによるステロイド有害事象の機序解明と予防アプリ開発」 の分担研究者として研究参画している。

11,科学研究費補助金 基盤研究(C)(令和3–5年度)「膠原病患者の疾患活動性と育児ストレス」の分担研究者として研究参画している。現在、データ収集中である。

12,科学研究費補助金 基盤研究(C)(令和3–5年度)「関節液由来線維芽細胞の免疫表現型解析による関節リウマチの病態解明への挑戦」の分担研究者として研究参画している。現在、検体収集ならびに解析を実施している。


主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  15

論文

  64

学術貢献活動

  14

社会貢献活動

  3

講演・口頭発表等

  16

MISC

  171