2009年 - 2010年
因果効果に基づく代替変数の妥当性評価基準の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
- 課題番号
- 21700303
- 体系的課題番号
- JP21700303
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 1,170,000円
- (直接経費)
- 900,000円
- (間接経費)
- 270,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究では、Natural Direct Effectと呼ばれる直接効果の考え方を利用し、代替性を評価するための新しい基準を提案し、提案指標について、我が国で実施された大規模ランダム化比較試験であるCASE-J試験への適用を試み、脳血管イベントに対する血圧の代替性の評価を行うことを目標とした。
統計的には代替変数が連続変数であり、真のエンドポイントが繰り返し測定となるデータへの拡張を提案できた点で意義深いと考えられる。CASE-J 試験へ適用した結果については、ランダム化比較試験における介入の血圧を経由する効果、経由しない効果を定量的に評価することができ、心血管イベントのうち特に脳イベントに関しては群間に観察された到達血圧の差約2mmHgでも、総合効果のうち血圧を経由した影響が大きいことが明らかとなり、臨床的にも重要な知見を得ることができた。
統計的には代替変数が連続変数であり、真のエンドポイントが繰り返し測定となるデータへの拡張を提案できた点で意義深いと考えられる。CASE-J 試験へ適用した結果については、ランダム化比較試験における介入の血圧を経由する効果、経由しない効果を定量的に評価することができ、心血管イベントのうち特に脳イベントに関しては群間に観察された到達血圧の差約2mmHgでも、総合効果のうち血圧を経由した影響が大きいことが明らかとなり、臨床的にも重要な知見を得ることができた。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 21700303
- 体系的課題番号 : JP21700303