2011年4月 - 2014年3月
喘息におけるプロテアーゼによる自然免疫型気道炎症とその制御
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
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- 課題番号
- 23390262
- 配分額
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- (総額)
- 19,370,000円
- (直接経費)
- 14,900,000円
- (間接経費)
- 4,470,000円
- 資金種別
- 競争的資金
プロテアーゼ型アレルゲンを模したpapainの吸入後の自然免疫型炎症の形成機序を検討した結果、①炎症反応が二相性(初期反応(1日目):好中球性と遅発反応(7日目):好酸球性)となる過程で、初期反応はIL-33が非T細胞を介して、遅発反応はRag-2陽性細胞(主としてT細胞)を介する。②papain吸入後6Hを最大とする一過性のIL-33放出が誘導後に、6Hと72Hの二峰性のIL-13の誘導が認められる。③papain吸入への応答には性差や年齢差、さらには種差などの宿主側の要因が大きく影響する、事を明らかにした。これらの知見は気管支喘息発症機序の解明に有用な情報をもたらすと期待される。
- ID情報
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- 課題番号 : 23390262