原子力機構で行われたRIA模擬浸水燃料実験の紹介
1st CIP Analytical Group Meeting
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- 開催年月日
- 2020年10月
- 記述言語
- 英語
- 会議種別
- 国・地域
- フランス
反応度事故模擬実験(RIA)に関するOECDの国際プロジェクトであるCabri水ループ計画(CIP)に関し、実験結果の解析に特化したワーキンググループ(CIP Analytical Group)のワークショップが2020年度より開催される。本件は、第一回目となる10月の会合において、主催機関である仏・放射線防護原子力安全研究所(IRSN)の要請に基づき、原子力機構でNSRRを用いて過去に実施した浸水燃料実験の結果と導かれた知見について紹介するものである。2018年に同プロジェクト最初の実験として実施されたCIP-Qでは、極めて低い燃料破損限界が観測され、これまでの分析により、実験燃料棒内への水分の侵入が原因と考えられている。同破損ケースのより詳細な分析,解釈に向けて、浸水燃料のRIA時挙動に関する従来知見を紹介することで、ワーキンググループの議論の促進に貢献する。