2018年4月 - 2023年3月
日本市場の日中価格ボラティリティに関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究
本研究は、日本市場の高頻度リターンのデータを用いて、日本市場の日中ボラティリティに影響を与える特有の要因について検証を行い、ボラティリティの予測精度向上に貢献することが目的である。日中リターンの変動は、日中の周期性やアナウンスメント効果の影響と、確率的な変動の要素に分解することができる。本研究では、日本市場の高頻度リターンのデータに対し、マルコフ連鎖モンテカルロ(MCMC)法を用いて、ボラティリティを構成するそれぞれの値とパラメータをベイズ的な手法を使って推定を行う。さらに、先の世界的な金融危機のデータを含めて、グローバルなボラティリティの波及効果が日本へ与える影響を分析することによって、世界的な金融市場の混乱期における日本の日中ボラティリティの変動特性についても検証を行う。
本年度は、分析手法に関する関連研究の精読及び使用するデータの整備を行った。研究の途中成果を、ファイナンス関連の研究者が集まる研究会で報告し、今後の研究に関する貴重なアドバイスを得た。
本年度は、分析手法に関する関連研究の精読及び使用するデータの整備を行った。研究の途中成果を、ファイナンス関連の研究者が集まる研究会で報告し、今後の研究に関する貴重なアドバイスを得た。
- ID情報
-
- 課題番号 : 18K12812
- 体系的課題番号 : JP18K12812