建築やファッションショー，プロダクトデザインなどの領域についての人間と機械知能との協調作業についての研究を模索している．着想源や制作工程を人間と機械知能との協調作業で実現することで，今まで人手で行われてきた制作過程の一部またはすべての工程を代替することを検討するため，デジタルファブリケーションそれ自体の手法の探求（建築資材や布など）とデザイン手法（発注方法など）の両輪から研究を進めている． 30年度には，クリエイティブ領域に関する機械学習と先行研究の調査を行なった．またファッション領域においてGANによるスケッチ画像生成をもとにした高画質画像の生成をもとにファッションデザイナーへのデザイン指示をコンピュータを通じて行う研究において被験者実験を行い，その内容をもとに国際会議論文発表を行なった．他にも作家への取材と3Dプリンタやデジタルファブリケーションを用いた共創の模索，様々な服飾及び装飾のデータを学習させるタスクなどを行なった．また建築資材に関するデジタルファブリケーションの研究として変形構造を用いた進展構造について開発を行い，国際会議論文の発表を行なった．