基本情報

所属
慶應義塾大学 医学研究科 専任講師
学位
博士(獣医学)(2003年3月 東京大学)

J-GLOBAL ID
201101097962613632
researchmap会員ID
B000001189

外部リンク

 【研究テーマ】

体を構成するすべての細胞がどのようにその発現様式を得るに至ったか、そのメカニズムに興味があります。現在はオルガノイドを中心に発生・再生/リプログラミング・疾患におけるエピゲノム研究を行っています。エピゲノムがゲノムとともにいかに進化してきたか、多細胞生物の細胞種特異的遺伝子発現システムと進化的なゲノムの成り立ちの関係性、その疾患や老化への影響について独自の視点を持って研究を進めています。

研究の方向性に関わる主な論文:
心筋細胞特異的遺伝子の遺伝子長と発現調節に関わるgene bodyエピジェネティック修飾 (BMC genomics, 2018)
複製タイミングと遺伝子発現とDNAメチル化の関係性 (Genome Research, 2011)
栄養膜幹細胞株(TS細胞)を樹立:マウスクローン胚から (Proc Natl Acad Sci, 2009)
哺乳類ゲノム配列を考慮した大量DNAメチル化解析法の改良 (Nucleic Acids Research, 2009)

【最新の研究活動】

エピジェネティクス分野を紹介するmini reviewを執筆しました: 

クロマチン・アクセシビリティ解析(ATAC-seq)の利用可能性についての総説を執筆しました:

成体由来腸管オルガノイドの再生/発生に関するreviewを執筆しました:

ヒト大腸幹細胞の薬剤耐性にに関わる幹細胞の持つ再生機序についての研究に参加しました:

【Profiles】

愛知県立時習館高等学校卒業後、東京大学理科二類を経て農学部獣医学科に進学し、農学生命科学研究科・細胞生化学研究室(塩田邦郎教授)の下で博士(獣医学、学位論文「胎盤と栄養膜幹細胞のエピジェネティック分子機構」、2003年3月)を取得。東京大学農学部研究員在職中に日本学術振興会特別研究員(PD)に任命され、任期中より渡米。米国NY州Albert Einstein College of MedicineにおいてResearch Associateとして大量DNAメチル化解析法を用いたエピゲノム研究を行った。

2008年4月に帰国、慶應義塾大学医学部・循環器内科/総合医科学研究・特任助教として、心筋細胞のエピゲノム研究、2012年7月より慶應義塾大学・坂口光洋記念講座(システム医学)においてテニュアトラック・プロジェクト助教(研究課題「リプログラミングおよび細胞分化操作のためのエピゲノム・バックグラウンドの理解と構築」)、免疫学教室、神経解剖学教室を経て現在、慶應義塾大学医学部・坂口記念講座(オルガノイド医学)、特任講師を務める。

Twitter: https://twitter.com/Mayumi_Oda_PhD
Research Gate: https://www.researchgate.net/profile/Mayumi_Oda
Google Scholar: https://scholar.google.com/citations?user=JI_XiDQAAAAJ&hl=en
linked-in: https://www.linkedin.com/in/mayumi-oda-2a7b3a35/

所属学会・研究会:
エピジェネティクス研究会(研究会のロゴマークを作製しました)
シングルセルゲノミクス研究会(研究会のロゴマークを作製しました)
日本分子生物学会

その他の活動:
希少疾患勉強会/Rare Disease Day(世界希少・難治性疾患の日)/株式会社Rhelixa
自らが研究者として生きることがひととして生きやすい社会作りへ貢献するようにという願いがあります。


主要な論文

  39

主要なMISC

  50

主要な講演・口頭発表等

  1

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  11

産業財産権

  2