2016年12月
中央アジアにおけるテパの分布と形態(その2) -- 2015 年度ウズベキスタン調査から --
地域と環境
- 巻
- 14
- 号
- 14
- 開始ページ
- 109
- 終了ページ
- 122
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 京都大学大学院人間・環境学研究科「地域と環境」研究会
本稿では,前稿(小方2014)の方法を踏襲しつつウズベキスタンのカシュカダリヤ川沿いに分布する都市・集落遺跡について,その分布・立地および形態を検討した。衛星写真上で遺跡と思われる地物を特定し,現地調査で確認した。その多くは「テパ」と呼ばれる丘状遺跡であり,それらの形態から共通する要素を抽出して,一般化を試みた。今回調査した中では,エル・クルガンとオディルマ・シャフルという多重の囲郭からなる遺跡が,従来の都城系譜研究にない知見を与える重要なものであった。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1344-0985
- CiNii Articles ID : 120006306004
- CiNii Books ID : AA11356174