2022年1月
高温工学試験研究炉(HTTR)の耐震重要度分類
Nuclear Engineering and Design
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- 巻
- 386
- 号
- 開始ページ
- 111585\_1
- 終了ページ
- 111585\_9
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1016/j.nucengdes.2021.111585
HTTRの耐震重要度分類は、1980年代後半の設計段階で策定された。当時、高温ガス炉の安全上の特長を充分理解するためのHTTRの技術的知見及び運転実績の蓄積が不足していたため、実用発電用原子炉の耐震重要度分類を準用した。しかしながら、その後に得られた運転実績及び試験結果から、実用発電用原子炉の耐震重要度分類は過度に保守的な設定であることが分かってきた。そこで、HTTRで実施した運転・試験等の経験から、耐震重要度分類の見直しに資する知見を考察し、新たな耐震重要度分類を策定した。その結果、実用発電用原子炉と比べてSクラス施設は限定された。さらに、新しい耐震重要度分類の妥当性を確認した。原子力規制委員会は、2020年6月に、耐震重要度分類の結果が設置許可基準規則に適合していることを確認した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.1016/j.nucengdes.2021.111585
- ISSN : 0029-5493