2022年4月
長い中性子飛程を持つ炉心における出力分布測定のためのCT技術に基づく中性子検出器システム
Annals of Nuclear Energy
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- 巻
- 168
- 号
- 開始ページ
- 108911\_1
- 終了ページ
- 108911\_7
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.1016/j.anucene.2021.108911
中性子飛程の長い炉心に移動検出器を用いた出力分布測定システムを提案した。高温ガス炉と高速炉は、軽水炉とは異なり中性子飛程が長く、炉心の中心にある燃料集合体からの中性子が遠く離れた検出器に到達する。この特性を利用すると、X線CTと同様に、少ない検出器を移動することで出力分布を測定できる。小型炉の場合、出力分布は炉外検出器のみで測定できる。大型炉で炉内検出器で出力分布を測定する場合、材料健全性に関する温度環境など制約で検出器の配置が炉内位置で制限される場合でも測定が可能である。成立性に関しては、高温ガス炉炉心と検出器応答を数値的に模擬することにより確認した。本手法は、高温や照射による損傷が大きいため、炉心内検出器を継続的に配備することが困難な高温ガス炉と高速炉の炉心における出力分布測定に資することが期待できる。
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.1016/j.anucene.2021.108911
- URL
- https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5072592
- Scopus
- https://www.scopus.com/inward/record.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=85121618577&origin=inward
- Scopus Citedby
- https://www.scopus.com/inward/citedby.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=85121618577&origin=inward
- ID情報
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- DOI : 10.1016/j.anucene.2021.108911
- ISSN : 0306-4549
- eISSN : 1873-2100
- SCOPUS ID : 85121618577