MISC

2021年12月

【脳卒中診療アップデート】脳卒中の医療体制と法整備 SCUの役割とともに

京都府立医科大学雑誌
  • 尾原 知行

130
12
開始ページ
779
終了ページ
785
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(公大)京都府立医科大学

脳卒中は本邦で死因の第4位、要介護の原因の第1位であり、脳卒中への対策は、超高齢化社会における課題である。近年超急性期再灌流療法の発展により、特に脳梗塞患者の予後は改善してきているものの、これらを有効活用するためには急性期脳卒中診療体制の整備が必須である。本邦では一次脳卒中センターの認定やStroke Unit/Stroke Care Unitの整備、これらの診療体制の均霑化が徐々に進みつつあり、これらの計画を国の施策としてすすめるべく脳卒中・循環器病対策基本法が2020年に制定された。今後脳卒中診療体制の整備がさらに進むことが期待される。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0023-6012
  • 医中誌Web ID : 2022073377

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