共同研究・競争的資金等の研究課題

2002年 - 2004年

有明海の流れ構造の解明と蘇生・再生のための調査研究

文部科学省  科学研究費補助金(基盤研究(A))  基盤研究(A)

課題番号
14205075
体系的課題番号
JP14205075
担当区分
連携研究者
配分額
(総額)
54,730,000円
(直接経費)
42,100,000円
(間接経費)
12,630,000円
資金種別
競争的資金

1 北部有明海において大規模一斉観測を実施し,降雨の影響により塩淡成層が発達した場合の流動・成層構造を把握した.2 有明海における流動・成層観測から,潮汐条件により諫早湾湾口部の流況が変化し,島原半島沿いの強い流れは潮汐条件に依存しないことが確認された.3 有明海内4点の電磁流速計による連続流動観測結果より,昨年度の観測と同様に諫早干拓締切による流速減少が確認された.4 諫早湾内において小潮期の流況観測を実施した.同時に約20地点で成層観測を行った.これらより,諫早湾内の3次元的な流況が明らかにされた.5 過去の観測結果を用いた重回帰分析により北部有明海の流れの支配要因を調べた結果,風の影響が非常に強い事が分かった.6 北部有明海において底質コアサンプルを採取し粒度や有機物量などを測定した.筑後川河口域や佐賀県沿岸で特徴的な底質構造が確認された.7 σ座標系流動モデルに干潟計算モデルを組み込み,流動計算を行うことに成功した.8 諫早湾湾口周辺で溶存酸素濃度,流況などの連続観測を実施し,貧酸素水塊の消長と淡水インプットに相関性が強いことが確認された.9 リモートセンシングと現地観測データを用いて,衛星画像から透明度分布などを推定するアルゴリズムを開発した.10 流況制御ブロック設置による海水交換促進効果の検討を模型実験により実施した.有明-長州ライン上に配置することで諫早干拓締...

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/p/14205075
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-14205075
ID情報
  • 課題番号 : 14205075
  • 体系的課題番号 : JP14205075