2020年8月
課題探究型の教員研修における小学校若手教員の学び-受講者はどこで間違えるのか?
日本科学教育学会年間論文集
- 巻
- 44
- 号
- 0
- 開始ページ
- 351
- 終了ページ
- 354
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.14935/jssep.44.0_351
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本科学教育学会
<p>著者らは,小学校の若手教員を対象にした課題探究型の理科研修を年1回実施している.その課題は,5本の同じ容器に入った正体不明の5種類の水を,8種類の候補の中から同定するというものである.従来の研修では,全班の水の組合せが同じで,実験に必要な器具を事前に教卓に用意するなど暗黙のヒントが多く,学びの到達度に課題があった.そこで2019年度の研修では,班ごとに容器と中身の組み合わせを変え,実験器具を事前に見せないようにした.その結果,正解した班の割合は減ったが,科学的なものの考え方や,問題解決の方法に関する受講者の意識は高まった.不正解事例についての考察から,研修改善のための有用な知見を得た.</p>
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.14935/jssep.44.0_351
- ISSN : 2186-3628
- CiNii Articles ID : 130007945584