2017年4月 - 2021年3月
症状-バイオマーカー-薬理プロファイルから考える新たなせん妄薬物療法に関する検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
昨年までの取り組みを基礎として、パレイドリアテストを用いた視線計測のせん妄予測因子の有用性についてパイロット的に少数例を追加検討した。その中で、せん妄発症例において、認知障害が軽度(MMSE 21点程度)であっても、記憶力の低下の自覚はあるが視空間認知の低下(Wペンタゴンでの失点有)についての自覚のない場合、パレイドリアテストにてノイズに対して「顔がある」との誤答が多く認められる傾向が強く、回答の際に迷うそぶりも見られなかった。その誤答の際の視点に一定の特徴がみられていた。これらのことから、このようなノイズを応用した新たな課題によるスクリーニング法が検討できるのではないかと考えている。
- ID情報
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- 課題番号 : 17K10298
- 体系的課題番号 : JP17K10298