MLF BL15大観とJRR-3 SANS-Jにおける偏極度解析による非干渉性散乱成分分離手法の開発
第21回日本中性子科学会年会(JSNS 2021)
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- 開催年月日
- 2021年12月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- online
- 国・地域
- 日本
中性子小角散乱法において試料からの非干渉性散乱成分は構造情報を持たないバックグランドとして観測される。非干渉性散断面積が大きい軽水素を多く含むソフトマターや干渉性散乱成分が小さい微小な散乱体の構造を解析する際、この非干渉性散乱成分を正確に見積もり、干渉性散乱成分と分離することが試料の構造を正しく評価する上で重要となる。スピン非干渉性散乱は偏極度解析により、干渉性散乱成分と分離可能であることが知られている。本発表では、MLF BL15大観やJRR-3 SANS-Jで開発が行われている偏極度解析法の実験体系や非干渉性散乱成分を見積もる解析法、最近の測定結果について紹介する。