基本情報

所属
大阪医科薬科大学病院 血液浄化センター 准教授
(兼任)腎泌尿器外科
学位
医学博士(大阪医科大学大学院)

J-GLOBAL ID
201401049236016762
researchmap会員ID
B000241270

外部リンク

 1997年大阪医科大学卒業後、大阪医科大学泌尿器科学教室に入局しました。その後27年間にわたり、泌尿器科全般と腎移植を含む腎不全に関する臨床診療を行いつつ、基礎研究において移植免疫、腫瘍免疫の研究を行ってまいりました。

 基礎研究におきましては、当初は、移植免疫担当細胞の研究を継続して行い、移植拒絶反応におけるアロ活性化マクロファージの研究を行い、マウスアロ移植細胞において腫瘍細胞がマクロファージにより直接障害される機構が存在することを確認し報告してきました。膀胱癌における腫瘍随伴マクロファージの研究では、単球/マクロファージ系に注目した研究を行っており、膀胱癌に対するBCG療法作用機序の解明や腫瘍随伴マクロファージについての研究を行い、腫瘍随伴マクロファージの抑制により一部のマウス由来の腫瘍発育が完全に制限されることを発見。この作用機序についての調査を行っております。

 臨床におきましては、2013年より、大阪医科大学附属病院血液浄化センターと腎泌尿器外科を併任することとなり、
腎不全、泌尿器癌、排尿機能など泌尿器科全体にわたる診療を担当しております。特に、腎不全に関わる診療と血液透析、腹膜透析、腎移植における手術療法と腎移植を中心に臨床治療にあたっております。臨床腎移植における手術・免疫抑制にも精通しております。
 また、腎不全の臨床において動脈硬化、特に動脈中膜の石灰化による問題症例を担当することも多いことから、動脈硬化の原因検索と予防にも興味をもって取り組んでおります。腎移植を行っても、動脈の石灰化は改善しないことから、保存期腎不全の時期からCKD-MBDの管理をしっかり行い、動脈血管の石灰化の予防に努めることが肝要であると考えております。また、常染色体優勢多発性嚢胞腎(ADPKD)患者に対する、腎移植後の嚢胞の縮小機序について調査を行いたいと考えております。


論文

  114

MISC

  357

共同研究・競争的資金等の研究課題

  5