論文

査読有り
2018年6月

二段階口蓋形成手術法における硬口蓋閉鎖時期の検討 ナゾメーターによる分析

新潟歯学会雑誌
  • 大湊 麗
  • ,
  • 小野 和宏
  • ,
  • 児玉 泰光
  • ,
  • 小山 貴寛
  • ,
  • 飯田 明彦
  • ,
  • 永田 昌毅
  • ,
  • 高木 律男

48
1
開始ページ
17
終了ページ
21
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
新潟歯学会

新潟大学顎顔面口腔外科では1983年より二段階口蓋形成手術法を施行しており、顎発育による分析から、2010年より硬口蓋閉鎖時期を5歳半から4歳へ早期移行した。これまで、硬口蓋閉鎖時期の早期移行が4歳時から6歳時における言語機能獲得に与える影響について、音声言語の聴覚判定による分析から検討しており、硬口蓋閉鎖術を5歳半に施行した群(晩期群)に比較して4歳に施行した群(早期群)は、5歳時の鼻咽腔閉鎖機能において、良好例の有意な増加がみられ、言語機能獲得に肯定的な結果が示された。本研究では、この聴覚的な臨床データを裏付けるために、ナゾメーターによる分析から再検討した。その結果、5歳時の文章および高圧文のnasalance scoreにおいて、早期群と晩期群の硬口蓋閉鎖床撤去時の間に有意差を認め、音声言語の聴覚判定と整合する結果が示された。顎発育および音声言語の聴覚判定ならびにナゾメーターによる分析を統合すると、当科の二段階口蓋形成手術法における硬口蓋閉鎖時期の妥当性が再確認された。(著者抄録)

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