論文

査読有り
2016年10月

粘膜下口蓋裂の臨床統計的検討(第2報) 言語成績

日本口蓋裂学会雑誌
  • 大湊 麗
  • ,
  • 小林 孝憲
  • ,
  • 児玉 泰光
  • ,
  • 小山 貴寛
  • ,
  • 五十嵐 友樹
  • ,
  • 飯田 明彦
  • ,
  • 小野 和宏
  • ,
  • 永田 昌毅
  • ,
  • 高木 律男

41
3
開始ページ
173
終了ページ
180
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本口蓋裂学会

新潟大学医歯学総合病院顎顔面口腔外科において1982年から2012年の31年間に粘膜下口蓋裂と診断し、治療開始から2年継続して経過観察を行えた80例を対象に、言語成績について検討した。全80例中、Furlow法を中心とした口蓋形成手術および言語治療を行った症例(以下、手術群)は60例であり、手術を施行せず、言語治療のみを行った症例(以下、非手術群)は20例であった。その結果、以下の知見を得た。1)手術群の鼻咽腔閉鎖機能は、60例中38例(63.4%)が良好もしくはごく軽度不全に改善していた。手術時年齢との関連をみると、1歳代で手術を行った症例では良好な経過が得られたが、5歳代以上で手術を行った症例では約半数に不全もしくは軽度不全が残存していた。また、精神発達遅滞との関連をみると、精神発達遅滞がない群ではある群より良好な経過が得られていた。2)非手術群の鼻咽腔閉鎖機能は、大きな変化はなく、良好のまま経過していた。(著者抄録)

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005281895
CiNii Resolver ID
http://ci.nii.ac.jp/nrid/9000345298167

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