2019年4月 - 2022年3月
骨格筋の代謝の可塑性に基づくサルコペニアの病態解明と応用
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
サルコペニアに伴う筋力および運動機能の低下の原因として、老化による筋の質的変化が予想されるが、未だ明確に病理学的に定義されていない。病理学的エビデンスを基にしたサルコペニアのメカニズムの解明は、科学的根拠に基づいた早期診断法及び評価法の開発に必要である。申請者が開発したMusColor TMマウスの老化マウスを使い、特徴的な筋線維タイプ変化を発見した。また、MusColor TM筋細胞株を樹立して新しい研究手法を確立した。本研究により、老化に伴う筋のミトコンドリアの形態変化と機能低下およびそのメカニズムの結果と合わせてサルコペニアの早期の質的変化についての病理学的に定義を提案した。
- ID情報
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- 課題番号 : 19H04064
- 体系的課題番号 : JP19H04064