1988年12月
[A method of protection on out-flow of hydroxyapatite].
Nihon Shishubyo Gakkai kaishi
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- 巻
- 30
- 号
- 4
- 開始ページ
- 1108
- 終了ページ
- 1115
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 特定非営利活動法人日本歯周病学会
コラーゲンをペプシン処理して得られたアテロコラーゲンは,抗原性が少なく生体組織においては細胞成長の足場となり,種々の形状に変えることが出来るなどの特徴を持っている。この報告は,アテロコラーゲンインプラント^[○!R]の1%溶液を歯槽骨欠損部に填塞したハイドロキシアパタイトの初期流出の防止を目的として使用した結果についてである。アテロコラーゲンインプラント^[○!R]は,低温では液状を呈し,37℃付近になるとゲル化する性質を持っている。すなわち,ハイドロキシアパタイト填塞面に滴下してゲル化する性質を利用するのである。実験法は術後1週,2週および4週目に半規格X線写真を撮影し,ハイドロキシアパタイト残存量を画像解析装置を用いて比較する。その結果は,術後4週目でのハイドロキシアパタイト残存量からみて,アテロコラーゲンの滴下群が,ハイドロキシアパタイトの流出を有意(p<0.01)に抑制することがわかった。また,肉眼的所見においても炎症症状の早期消退と創面の閉鎖が早期に起こり治癒する傾向を示した。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0385-0110
- CiNii Articles ID : 110004725644
- CiNii Books ID : AN0019129X
- PubMed ID : 2855930