共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2018年3月

ストレス顆粒とオートファジーの蛋白分解クロストークの分子機構

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
15H04704
体系的課題番号
JP15H04704
配分額
(総額)
16,900,000円
(直接経費)
13,000,000円
(間接経費)
3,900,000円

USP10はストレス顆粒の形成に重要な役割を果たす。全身性のUSP10欠損マウスを樹立した。USP10欠損マウスは汎血球減少症を発症した。USP10欠損マウスでは造血幹細胞のアポトーシスが昂進していた。SCF (stem cell factor)が造血幹細胞のアポトーシスを抑制するが、このSCFによる抑制は、USP10を欠損した造血幹細胞では著明に低下した。USP10の変異体は、脱ユビキチン化酵素活性がUSP10による造血幹細胞アポトーシスの抑制に関与することを示した。以上の結果は、USP10およびストレス顆粒が造血幹細胞の維持に関与することを示唆する。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-15H04704/15H04704seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15H04704
ID情報
  • 課題番号 : 15H04704
  • 体系的課題番号 : JP15H04704