共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2017年3月

筋萎縮性側索硬化症とTDP-43:その始まりと広がり方 の分子神経病理学的解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A)  基盤研究(A)

課題番号
26250017
体系的課題番号
JP26250017
配分額
(総額)
39,780,000円
(直接経費)
30,600,000円
(間接経費)
9,180,000円

TDP-43がエクソン6内で複数の選択的スプライシングを行い、その量を自己調節していることを見出した。ALS患者脊髄では、この自己調節に関係するTDP-43 mRNAの比率が増加していることを突き止め、このバリアントがTDP-43陽性の封入体と共局在することを確認した。このことから、この異常蛋白がALS病変のはじまりとなる可能性が示唆された。また、新たなALS側頭葉皮質におけるTDP-43病理像の検討では、3つのタイプ(1, 2a and 2b)の存在が示された。タイプ2bには臨床病理学的特徴が認められ、これらの個々の群は独立したサブタイプであり、かつ、その病理像の間に移行はないと考えられた。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26250017/26250017seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26250017
ID情報
  • 課題番号 : 26250017
  • 体系的課題番号 : JP26250017