論文

2003年3月20日

本学歯学部卒前教育における客観的臨床能力試験(OSCE)の導入

日本歯科医学教育学会雑誌 = Journal of Japanese Association for Dental Education
  • 興地 隆史
  • 福島 正義
  • 葭原 明弘
  • 子田 晃一
  • 小野 和宏
  • 小林 博
  • 魚島 勝美
  • 小山 純市
  • 植田 耕一郎
  • 高木 律男
  • 前田 健康
  • 花田 晃治
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18
2
開始ページ
300
終了ページ
307
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本歯科医学教育学会

標記OSCEの概要を示し,試験成績とアンケート調査(受験者・評価者対象)の結果を報告した.OSCEは形成的評価に有効であった.低得点の試験課題の存在は,出題レベルの均一化の困難性を示すものであったが,これにより指導上の問題点も明らかになった.computer-based testingとの間に相関は認められなかった.評価者間の採点結果に有意差が認められたのは1ステーションのみで,試験の客観性は高いと考えられた.本試験法の継続的な実施には,熟練教官の養成を念頭に置いたOSCEの試行が不可欠と思われた.又,カリキュラムの中でのOSCEの位置づけをより明確なものとすることの必要性が示唆された

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/10010544382
ID情報
  • ISSN : 0914-5133
  • eISSN : 2433-1651
  • 医中誌Web ID : 2003225599
  • CiNii Articles ID : 10010544382
  • identifiers.cinii_nr_id : 1000040224266

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