2011年2月
看護学導入時期の学生が感じる困難性の検討
聖路加看護学会誌
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- 巻
- 15
- 号
- 1
- 開始ページ
- 9
- 終了ページ
- 16
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)聖路加看護学会
本研究の目的は、看護系大学における看護学導入時期の学生の困難性を明らかにすることである。研究デザインは因子探索的研究で、研究方法は困難性に関するグループ・インタビュー、および観察者がインタビュー中の対象者の反応を観察ガイドに添って観察した。分析方法は、研究データのカテゴリー化を行い、サブカテゴリーとカテゴリーの抽出、更にデータの件数を算出し、困難性の頻度を出した。結果、困難性は、5カテゴリーが抽出でき、データ件数の多い順から【今までとは異なる学習方法】、【慣れない環境】、【科目の位置づけの認識不足】、【学習資源の不便さ】、【看護学に対する学習意欲、動機づけの違い】であった。これらの困難性は、我が国の大学-高等学校教育の現状、世代の特徴などが背景にあると推測でき、今後、これらの要素を踏まえた看護導入プログラムを開発していく必要があると考えられた。(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1344-1922
- 医中誌Web ID : 2011182478