2000年4月
SPring-8のブースターシンクロトロンにおける単バンチビームの生成
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A
- 巻
- 444
- 号
- 3
- 開始ページ
- 515
- 終了ページ
- 533
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1016/S0168-9002(99)01183-3
SPring-8は、1GeV線型加速器、8GeVブースターシンクロトロン及び8GeV蓄積リングから構成される大型放射光施設である。線型加速器から入射された電子ビームは、508.58MHzで運転されているブースターシンクロトロンの多数のRFバケットに分布している。蓄積リングの1つのRFバケットに電子ビームを入射するために、高周波ノックアウトシステムをブースターシンクロトロンに設置した。最小エネルギーの1GeVの時に、このシステムを運転し、一つのRFバケットだけに電子ビームを効率的に残すことができる。この電子ビームは、高精度タイミングシステムを用いて蓄積リングの指定したRFバケットへ入射される。蓄積リングのサイライトRFバケットのビーム強度をフォトンカウンティング法で測定し、メインのRFバケットにある電子ビームに対して1$\times$10$^{-6}$以下であることがわかった。
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- DOI : 10.1016/S0168-9002(99)01183-3
- ISSN : 0168-9002