2014年4月 - 2018年3月
6-7族金属の多様性を活かした革新的な合成反応の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
本研究では、6-7族金属の特徴を活かした独創的な合成反応をいくつか開発した。さらにそれらの金属錯体をプローブとして用い、新反応を見いだした。 (1) gem-二クロム錯体(およびジ亜鉛錯体)を初めて単離し、構造決定した。さらにその触媒としての反応性を明らかにした。 (2) レニウム-アルキリデン錯体の新たな調製法を開発し、炭素求核剤のアルキンへの分子間付加反応に応用した。 (3) モリブデン錯体触媒を用いるアレンのヒドロシリル化反応、低原子価モリブデンを用いるエポキシドの脱酸素反応などを開発した。また、本研究では、6-7族の錯体をプローブとして用い、ビスマス錯体を用いる新反応を見いだした。
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- 課題番号 : 26248030
- 体系的課題番号 : JP26248030