共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2021年3月

メラノーマの進展、および治療抵抗性におけるPIP3閾値モデルの検証

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)
  • 長田 真一

課題番号
18K08288
配分額
(総額)
4,550,000円
(直接経費)
3,500,000円
(間接経費)
1,050,000円

研究1年目となるH30年度は、以下の研究を行った。①メラノーマ・モデルマウス(BRAFV600E;Pten-/-)とInpp4b欠損マウスを交配し、Inpp4bをヘテロ欠損(BRAFV600E;Pten-/-;Inpp4b+/-)、あるいはホモ欠損(BRAFV600E;Pten-/-;Inpp4b-/-)で持つマウスを作製する。②①で作製したメラノーマ・マウスのメラノーマの数、大きさ、腫瘍ができるまでの期間、生存率、転移の有無などを調べ、PIP3レベルとの関連を比較する。③切除したメラノーマの手術標本を用いて、PTENとINPP4Bの免疫組織化学染色を行い、PTENのみ発現が低下しているもの、INPP4Bのみ発現が低下しているもの、両者の発現が低下しているものに分類する。
①、②に関しては、順調に交配がすすみ、Pten、およびInpp4bの対立遺伝子数が異なるマウス、すなわち両者により産生されるPIP3レベルが異なるメラノーマ・マウスを作製することができた。また、PIP3レベルが上昇するにつれ、メラメラノーマの数、大きさが増え、腫瘍ができるまでの期間が短くなり、生存率も低下することがわかった。
③に関しては、切除したメラノーマの手術標本を用いる代わりにまず、市販のメラノーマの組織アレイを用いて、PTEN、およびINPP4Bに対する抗体を用いて免疫組織化学染色を行った。その結果、PTENのみ発現が低下しているもの、INPP4Bのみ発現が低下しているもの、両者の発現が低下しているものに分類されることがわかった。