2013年4月 - 2016年3月
易怒性の目立つグレイン型認知症の認知・運動機能、予後、QOLに関する臨床病理研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
進行性核上性麻痺(PSP)は嗜銀顆粒病(AGD)を高頻度に合併する事が知られているがAGD例におけるPSPに特徴的なタウ病理(神経原線維変化及びtufted astrocyte)の頻度と意義は知られていない.この事を明らかにするため,AGD19例,PSP9例,対照20例の前頭葉と皮質下諸核におけるタウ病理を検討した.その結果,AGDが進展するにつれてPSPに特徴的なタウ病理が出現し増加する事が示唆された.この事は異なる疾患と考えられているAGDとPSPの病変形成に共通のプロセスが存在する可能性を示していると考えられた.今回は臨床情報が少なく臨床病理相関の検討ができなかったため,今後検討を要す.
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- 課題番号 : 25461771
- 体系的課題番号 : JP25461771