2017年6月
日本におけるASDにADHDが併存した児童青年期患者に対する薬物療法
臨床精神医学
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 46
- 号
- 6
- 開始ページ
- 777
- 終了ページ
- 786
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- (株)アークメディア
2015年4月から7月に、日本児童青年精神医学会の医師会員2,001名に対して、児童青年期注意欠陥多動性障害(ADHD)/自閉症スペクトラム症(ASD)患者に対する薬物療法に関する質問紙を郵送し、回答を求めた。571名から有効回答が得られた。回答者の職種は精神科医327名(57.3%)、児童精神科医148名(25.9%)、小児科医95名(16.6%)、その他1名(0.2%)であった。児童青年期ADHD/ASD患者への薬物療法としては、徐放性メチルフェニデートおよびアトモキセチンが主に使用されているが、ADHD単独患者と比較すると効果が乏しいだけでなく、有害事象が生じやすいという結果が得られた。多くの医師が抗ADHD薬に向精神病薬を併用した経験があると回答していた。中でも保険適応外で抗精神病薬を併用した経験があるとの回答が多く、使用頻度は、リスペリドン・アリピプラゾールの順であった。症状、患者の個別性に配慮し、適切かつ慎重に投与する必要があると考えられた。
- リンク情報
-
- Jamas Url
- https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2017&ichushi_jid=J01552&link_issn=&doc_id=20170614170014&doc_link_id=40021232762&url=http%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F40021232762&type=CiNii&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00003_1.gif
- Jamas Url
- https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2017&ichushi_jid=J01552&link_issn=&doc_id=20170614170014&doc_link_id=%2Fao1clphd%2F2017%2F004606%2F015%2F0777-0786%26dl%3D0&url=http%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fao1clphd%2F2017%2F004606%2F015%2F0777-0786%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
- ID情報
-
- ISSN : 0300-032X
- 医中誌Web ID : 2017282062