2014年4月 - 2016年3月
感染時および自己免疫疾患におけるArid5aの生理学的機能の詳細な解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
自己免疫疾患とくに関節リウマチでは炎症性サイトカインの1つであるIL-6の上昇が認められる。我々は、IL-6のmRNAを安定化する分子Arid5aを発見し、生体内のIL-6上昇に寄与することを示した。本課題では、T細胞におけるArid5aがIL-6刺激依存的にStat3のmRNAの安定化を通して自己免疫疾患に関わるTh17細胞を促進誘導することを示した。このようにArid5aは、IL-6産生の増幅のみだけでなくTh17細胞分化を誘導することで、多くの自己免疫疾患に関与していることが予測される。
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- 課題番号 : 26860328
- 体系的課題番号 : JP26860328